「おいしい」を売りにする(企てるお話vol.2)2021.02.18
こんにちは。
こむぎ屋工房恭農園(ゆきのうえん)の小川です。
ここ数日は、ほうれん草・スナップエンドウの収穫をしております。
寒暖差の激しい日が続きますが、皆様は変わりなくお過ごしでしょうか?
私は、毎朝今日は何を着るか(何枚着るか)と考える日々です。
体調管理が難しい日々が続きますので、服装だけでなく、手洗い・うがいはもちろん、食べるものにも気を付けていただきたいと思います。
こんな時期には、フリルケールがお勧めです。免疫力アップにも繋がります。
さて、今回のテーマは、農家の大きな悩み「今、おいしいのに伝わらない・売り切らない」 についてです。
私たち農家は、日々当たり前のように形の悪い食べごろ野菜を食べています。
食べきれずに、ご近所さんにおすそ分けされている農家も多いかと思います。
当農園から購入していただいた方からのコメントには、「新鮮な野菜が届きました!!」「元気な野菜で、スーパーで買う野菜と比べ物になりません」など、新鮮だと仰っていただいております。
もちろん、朝どれを発送することを最重視しておりますが、明らかに鮮度が異なるようです。
大きな物流組織が行うシステムは、大容量の集荷・配送を行うため、配送先が一旦大都市に集中するそうです。これには、配送コストの削減が図れます。
例えば、九州から発送された野菜が、関東圏だと一旦東京あたりに配送されます。それから、振り分けが行われ、中部地方に後返りスーパーに届くまでに時間を要します。店頭に並ぶのは、収穫した日より4~5日後なんてことになるそうです。
お客さまが、口にする野菜は、1週間前に収穫した野菜ということが、よくあるのです。
これでは、「今」食べてほしいという農家の気持ちが伝わりません。
ここに着目し、始めたのがネット販売・直売所への出荷です。
「新鮮」を求めて訪れてくれるお客さまに、「食べごろ」をお届けする。
そこに「WIN WIN」の関係が成立するわけです。
私たち、恭農園のモットーは「おいしいをお客さまと分かち合う」です。
毎日新鮮な野菜を見て、食べている農家が、一番「おいしい」を知っているのです。
農家があまり気づかない、長所だと思います。
野菜を育てることに多大な時間を要するので、そこに着目する時間がない。
多くの農家さんが、仰ることです。
でもそれでは、丹精込めて育てた野菜の良さが伝わりません。
もっともっと、丹精込めて育てた野菜の価値を、どの農家さんにも過大評価していただきたいです。
お客さまに「おいしい」とコメントをいただくことは、計り知れない励みになります。
お客さまとの繋がりが持てるようになり、とてもとても大事な財産だと確信しております。
種子島の温かい気候や、潮風から運ばれるミネラルを活かし育てた
安納芋は、蜜がたっぷり詰まっており、しっとりと強い甘味を感じます。
「おいしい」を一人でも多くの方々と共感できるよう、真心込めて育てております。
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